タロット大全―歴史から図像まで |伊泉 龍一

タロット大全―歴史から図像までタロット大全―歴史から図像まで
伊泉 龍一
紀伊國屋書店 刊
発売日 2004-08



この一冊で必要充分でしょう。 2005-06-20
歴史から占い方まで、貴重な図版を豊富に使用した良書だと思います。
極めて客観的な内容ですので、オカルト本的な要素はほとんど無く、むしろヨーロッパ文化史の資料書的な意味合いが強い本です。それでいて、各カードの解釈の仕方も豊富に取り上げられ、タロットの入門書としては必要十分かと思います。

「美しい幻影」としてのタロット? 2004-10-31
いわばタロットの「全史」の試み、その情報量の多さにはすごいものがある。著者は最初に、タロットへの今の日本での関心が、いわば精神世界系とそうではないものとに分けられると言っている。著者の意図は、初めはただの美しいプレイングカードにすぎなかったものが、精神世界的意味を付与されていく歴史を「壮大なる幻想のドラマ」として描き出そうというところにあるようにみえる。そして、ゴールデンドーンのオカルティズムから、現代アメリカに至って、ニューエイジ的な自己探求のツールとして深層心理的な解釈が全盛となっている状況までをあとづけていく。こういった大まかな流れが日本語で書かれたのは初めてのことだ。この本は、とてもオカルトに興味を持っているようだが、実はオカルト、あるいはサイキックな現象などをまったく信じていない人によって書かれているなあ、と思える。その外側に立って美しい幻影の数々を見て楽しんでいるというスタンスである。タロットに高度な精神的意味を求める姿勢をどこかで相対化しようとする意図を感じる。タロットの「神秘」を本気で信じていない人が「タロットに神秘を感じた人々の歴史」を書いた、そんな感じの本である。どうも、現代アメリカで主流になっていて、日本でも広まってきている「精神世界系タロット」に対して距離を取りたいという意図が見え隠れするように思う。もしかすると著者こそ、もっとも手ごわい反オカルティストかもしれない。著者は学者ではないが学者的な本である。参考文献としての価値は大きい。タロットについての知識を得るには必須の文献である。ただ、「今ここで出ている一枚のカードに何を読み取るか」ということだけにフォーカスしようとするタイプの人には、こうした情報や知識はほとんど必要ないものだろう。

タロット研究の大作 2004-10-16
歴史的な面からも調査、考察しているとてもくわしくかかれた本です。
多くの文献にあたった跡があり、タロットの実像に迫ろうとしています。タロットのまとまった著作としては海外のものしかなかったところに
この大作が日本からでるとは、なかなかのものですね。普通のタロット本で書かれていることとは異なった結構面白い事実が
書かれています。
タロットに興味がある人、必見です。


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posted by uranai | タロットの本
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